エッセイ童話

手品?魔法?

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見つからない。私のメガネが見つからない。

1 週間前から。

食事の時外したのか。

お風呂の時置き忘れてしまったのか。

見つからない。

大切にしていなかったからか?

購入した時は可愛いと思い購入したが、町で同じようなメガネを見かけると一気にダウン。
暫くは机の上に置き去りにする。

また暫くすると重宝に使う。あたりまえだと思う。
必要だから購入した。
伊達メガネではないから。

メガネに一言。
おーい、メガネさんごめんなさい粗末に扱って。出てきて・・・

私は家ではメガネを外すことが多い。
ということは、買い物から帰ってきて玄関?
手洗いの時の洗面所?

ない。メガネが見つからない。

メガネに一言。
そこでジーっとしても出合えない。出てきなさい!

最近日差しが強く、外出の時はサングラスと普通のメガネの二つを持ち歩く。
そうだ、メガネケースに!
タンスを開けて1つ1つ、宝箱を開けるように。

ない、ない、ない。
6つ全部ない。
ガックリ。

頭の中でケースの数を確認。・・・これだけかなあ?

しかし、悪いことばかりではなく、
ずっと探していた大切な金縁のメガネが一つのケースにちょこんと入っていた。
えー、えー。
あんなに探していて見つからなかったのになぜ?
どうして。

メガネに一言。
手品、魔法・・?

自転車で買い物の時途中でメガネをサングラスに変えることも。
ということは、自転車のカゴの中。
いざ、自転車へ。
ない。ない。ない。

考えてみれば、なんであのメガネにこだわるのか。
他のメガネをかけていれば、そのうちに私の目の前に・・・。

メガネに一言。
もう探さないから・・・

それから10日あまり過ぎたころ、出てきました。
玄関から・・・。
どうして、あんなに玄関探したのに。
どうして・・・、わかりません。

メガネに一言。
ああ疲れた・・・

こんな話も聞いたことがある。
メガネを探していて、どこにもない。
メガネは自分の頭に。
そんな話を聞いて大笑いしていたが、
そんな日も近いのかと・・・

魔法だ!これはメガネの手品か。

おわり

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